フェイスは、京都に本社を置く、設立から現在まで徹底して音楽にこだわり続けてきた、業界第二位の携帯コンテンツ事業者。「着メロ」コンテンツを提供する会社として有名だが、音楽配信における独自の技術を持った、技術力の高い会社だという点も、同社の特徴の一つだ。最近では、世界最大手のオンライングームメーカーである韓国の会社と組んで、数万人規模の利用者が同時に利用できるロールプレイングゲーム、「ローズオンライン」(タレントの小倉優子をイメージキャラクターに起用)を日本で立ち上げるなど、携帯コンテンツ以外の分野への進出も目覚ましい。一九九二年十月、当時任天堂に勤めていた現在の代表取締役社長平澤創と、専務取締役中西正人が、コンピュータとネットワークを使った音楽事業を始めるために設立。一九九四年には、日本初となる音楽データ(MIDI)の商業配信サービスをニフティと始める。その後も、音楽配信技術「フェイス」の実用化に成功するなど、音楽配信技術の研究を続けていく。そして一九九九年、NTTドコモがiモードの「着メロ」配信サービスに、同社の技術を採用。続いて二〇〇〇年、KDDIが同じ技術を採用する。最近では、オンライングームをはじめ、携帯コンテンツ以外の事業にも積極的に取り組んでいる。
ユービキタス・コンピューティングを実現するためにはいくつかの技術的なアプローチが考えられますが、まずたいせつなのはモーバイル・コンピューティング(モーバイルは「動く」「移動する」の憲味です)といわれる分野の技術だと思います。あたりまえのことですが、生身の人間は、根本的に固定されてはいません。地理的にも移動するし、組織のなかでの所属も変わる。しかしながら、いままでのテクノロジーでは、そのようなダイナミックな動きをする人間にあわせたコミュニケーションの環境というものをあまり考えてこなかったのです。いろいろな通信技術も、コンピュータ・ネットワークの技術も、固定的で静的な状況を前提として設計されていることが多いのです。
Webサービスのプラットフォーム(アプリケーション・サーバ)としては、マイクロソフトの.NET(ドットネット)とJ2EE(ジェイ・ツー・イー・イー)系の2系統に分かれます。J2EEはオープンソースなので、マイクロソフト以外のサーバソフトウェアペンダーはすべてJ2EE系のアプリケーション・サーバを提供しています。.NETとJ2EEは何かと比較されます。.NETはWindowsOS上で稼動しますが、J2EE系は各社UNIXやLinux、Windowsに対応しているものもあり、さまざまなOSで移動します。一方、.NETでは10種類以上の言語を使用できますが、J2EEでは基本的にJava言語だけです。開発ツールの容易性や、ツールを使い慣れた開発ユーザーの多さでは.NETの方が優位ですが、Webサービスの運用・管理をサポートするサードベンダー製のツールは、J2EE系の方が圧倒的に揃っています。